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2008年6月21日
ルイス・スアレス元監督、「ルイス・アラゴネスでイタリアを1対0で下している・・・」
元スペイン代表監督で1960年にスペイン人で初めてバロンドールを受賞したルイス・スアレス氏が、欧州選手権準々決勝のイタリア戦を前にしてミラノの自宅でアス紙のインタビューに応じました。

「準々決勝ではイタリアかスペインかどちらが有利でしょうか?」

「大会の山場を迎えて、どちらかが有利と言うことはない。ポルトガル対ドイツの試合がどうだったか見れば分かることだ。1試合ですべてが変わるものだ。格下と言われるチームもコンディション次第だ。」

「こう言った試合では歴史が重く圧し掛かるのでは?」

「選手はそう言ったことを考えずプレイしている。スペインは、歴史に挑むわけではなく、サッカーのチームと対戦するだけだ。前例を考える必要はない。だが、確かなことはイタリアが本来の調子ではないことだ。いずれにしても、記録は破られるものだ。」

「この代表チームは、1964年のチームを凌いでいると思いますか?」

「絶好のチャンスである。対戦相手は強豪だけど、欧州選手権で優勝したければ、どのような逆境をも乗り越えないとダメだ。64年の我々は、ヤシンがいたソ連と言う強敵を破った。」

「綺麗なサッカーが結果を残しますか?」

「チームの中盤は優っている。フリーにプレイさせれば、チャンスが拡大するはずだ。それと、トーレスとビリャのフォワード・コンビは結果を残している。一番大事なことは得点力があることだ。プレイの手法は間違ってないと理解している。」

「しかしながら、後方に不安が・・・」

「ポゼッションをコントロールして、後方にスペースを空けて攻撃するチームではよくあることだ。その意味ではディフェンス陣に不安はある。それは確かだが、時として前のめりになればスペースが空くものだ。」

「カシーリャスかブッフォンか?」

「イケルもジャンルイジも信頼感がある。だが、凡ミスがないよう注意しなければならない。チェフも素晴らしいゴールキーパーだ。」

「ルイスが語っていますが、采配では少なくとも優っています。」

「あぁ。確かに優っている。ルイスが指揮して1対0で勝っているから。ドナドニは経験がない。ルイスは百戦錬磨だ。この種の試合にどのように臨むかを熟知している。」

「あなたはイタリアをよく知っていますが、どのように見ていますか?」

「欧州選手権の序盤よりかはフィジカルとメンタルが良くなってきている。強豪チームがひしめくグループを突破してきた。試合のたびに力を発揮してきている。」

「明日、イタリアはどのような作戦を取るのでしょう?」

「いつもどおりだ。堅い守り、用心したプレイ、決定力のある攻撃・・・」

「ピルロとガットゥーゾがいないのは致命的では?」

「ピルロはゲームメイクを担っているから欠場は痛い。ガットゥーゾは同じようなタイプのアンブロジーニがいるので問題ない。それと、ガットゥーゾは状態が良くなかった。」

「我々は楽観視して良いのでしょうか?」

「楽観視して良いが過信してはダメだ。ここのところの勝利が盛んに叫ばれているが、過信してはならない。我慢強く、一歩一歩進んで行く必要がある。ここ、イタリアでは、”ピアノ、ピアノ”と言っている。」
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